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十天干
十天干

甲

jiǎ

定義

甲は十天干の筆頭で陽木に属し、種が殻を破る姿——万物の始まりを象徴します。八字では天を突く大樹のような開拓の力を表し、干支紀時システムの最初の符号でもあります。

主な対応関係

Element
木
陰陽
陽
Order
第1位
Stem combination
甲己合土
天干冲
甲庚冲
方位と季節
東方・春

字源と象意

「甲」の甲骨文字は種を包む硬い殻の形で、草木の芽が殻を押し開いて出る様子を表します。だから『説文解字』は甲を「東方の孟(はじめ)、陽気萌動す」と訓じます。十天干の最初の字として、甲は生まれつき「第一」の意味を帯びます。科挙の合格は「甲第」、豪富は「富甲一方」、契約の筆頭当事者は「甲方」と呼ばれます。

五行の意象として、甲は陽木——天を突く大樹、棟梁の材です。乙木の花や蔓に対して、甲木には幹があり年輪があり、根幹と順序を重んじる、構造的に上へ伸びていく力です。

陰陽五行の性

甲は東方春木の気を禀け、寅卯の月に令を得ます。陽木の性は直——上へ高さを争い、曲がるくらいなら折れる方を選び、金に強く伐られること、水に氾濫されて根が浮くこと、火に烈しく焼かれることを最も恐れます。

『滴天髄』は甲木をこう論じます。「甲木参天、脱胎要火。春不容金、秋不容土。」甲木が大樹に育つには丙丁の火で吐秀が必要。春は木が嫩く金の克に堪えず、秋は木が枯れて土を培う必要もない。一行で甲木の四季における喜忌の大綱を言い尽くしています。

五合と冲克

甲己は相合して土に化し、古く「中正の合」と呼ばれます——甲木の正直さと己土の包容が出会う、十干五合の中で最も穏やかな一組です。合の本義は二つのエネルギーが互いに絡み合うこと。命盤に甲己が並ぶと、両者は互いに気を奪われ、本来の作用が書き換えられます。

甲庚は相冲。庚金は斧鉞で、甲木を専ら克します。冲は必ずしも凶ではありません——「斧鑿して材を成すは、全しく庚金に頼る」。有力な甲木は庚に遇ってこそ棟梁に彫琢され、身の弱い甲木だけが庚金の圧顶を恐れます。

八字における役割

甲は年・月・日・時のどの天干にも現れ得ます。日干に座れば甲木日主——命主本人です。性格と旺弱の完全な解釈は「甲木日主」のページを参照してください。他の位置では日主に対してある十神となります。たとえば日主が丙火なら甲は偏印、日主が戊土なら甲は七殺です。

つまり同じ甲の字でも、盤が違えば役割はまったく異なります。読盤の正しい順序は、まず日主を定め、残りの干支を十神に翻訳し、最後に甲木というエネルギーが全局で喜か忌かを見ることです。

紀時と文化

天干の最も古い用途は紀時です。甲は首位にあり、地支の子と組み合わさって六十甲子が始まります——「甲子」はそれゆえ完全な一周期の代名詞となり、六十歳を「花甲」と呼びます。殷代の王は天干を名としました(太甲・盤庚など)。その地位の古さがうかがえます。

今も甲は日本語に生きています。甲子園、甲種、装甲。甲の「首位+殻」という二つの本義を理解すれば、これらの言葉の由来は一目瞭然です。

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相生・相刺のサイクルで結ばれた隣接概念。